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マジシャンが何か不思議な事を起こす場合、色々と表現の仕方がありますが、お呪い(おまじない)を掛けると言うのが一般的でしょう。 昔は「魔法の粉を掛けます。」と言うのが主流だったようですが、今では色々な小道具が使われたり、または逆に簡単なゼスチャーで終 わったりもします。しかし、このお呪いが有るのか無いのかでは演技の味付けがかなり違ってくるように思います。 お呪いとは少し離れますが、例えば右手からボールなどを左手に渡して、左手からボールが消えて無くなってしまうと言う演技をすると します。この時、このボールはどの様に消えたのでしょうか。「霧のように、水が蒸発するように消す」事も出来ますし、「手の中で徐 々に小さくなって消してしまう」事も出来ます。または縁者の意志とは別に「その物が勝手に消えてしまった」という演出も出来ます。 実は、この演出がかなり大切な部分であると思っています。マジックを始めた頃は、その小芝居が恥ずかしくて「ほれ!!消えた。」「 ほれ!!出てきた。」などと無味乾燥な演技をしがちです。特にカード当てなどは、何の演出も無しに「あなたの選んだカードはこれ! !」などと当ててしまいがちです。ひどいのになると何も喋らずにいきなり「これ!!」って出してしまって観客の立場を無視してしま い、いわゆる「勝負」にしてしまったりもします。 物が消える・出てくる、カードが当たる・変わるなど、観客にしてみれば不思議な事が起こってしまうのです。「現象」を焦らず、観客 に何が起こったのかをわかりやすく演出してみましょう。 特に、コインマジックなどはひとつの演技が比較的短くなってしまいます。ですから演技によっては、お呪いを演出し、どの様に消えて いくのかを演者自ら想像して演じるとトータル的には数十秒延びるかもしれませんし、演技が親切にもなります。 他には、演者も一緒に驚くと言うのもあります。こうなるとマジシャンはある意味「役者」なのかもしれませんね。 簡単なお呪いでは手と指を使って、なにやら怪しげな動きをするものや、指をスナップ(通称、指パッチン)などがあります。 ここでは、その指パッチンのやり方を解説したいと思います(質問メールが来るのよ、これが)。 まずは指パッチンの準備をします。準備と言っても大したことはありません。手をきれいに洗って来ます。この時、手がカサカサの人は おしぼりを用意します。ハンドクリームなどは避けた方が良いですね。 指パッチンが上手く鳴るためには、指先にある程度のグリップが必要です。その指先の摩擦係数をひねる力が越えた時、勢いよく中指が 動く事により音を出すエネルギーが生まれます。 ![]() ![]() さて、指パッチンポジションを見てください。実は、中指親指も大切ですが、親指の付け根に待機している薬指が急所だったりします。 先ほど中指が勢いよく動くと書きました。その中指は待機している薬指の爪をめがけて飛んでいくんです。この両方の指が衝突する時に パッチンの音が出るんですね〜。そして、中指薬指小指で筒を作っています。これが共鳴室になっています。ですから夜中に練習する時 は、ここにティッシュペーパーや綿を入れておくとミュートできます。 ![]() 中指が薬指に当たって音が出る。これが指パッチンの正体でした。と言う事は親指の付け根に小指を待機させて置いて、薬指を親指にあ てがえて同じような事が出来るでしょうか?答えは出来ます。練習を重ねると薬指中指のダブル指パッチンも出来ます。 では人差し指では?出来るかもしれませんが手や指の構造上、わたくしは出来ません。 ![]() と言ったわけで、これであなたも指パッチン大魔王です。マジックにさらなる味付けをしてゴージャスな演技をしていきましょう。もし かするとTAKE6の録音に呼ばれるかもしれません(いや、それはない)。 |
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